フィオナ・コナー

フィオナ・コナーは1981年、オークランド(ニュージーランド)生まれ、ロサンゼルス在住。

彫刻、インスタレーション、印刷物を横断するかたちで展開される彼女の実践は、公共空間を形づくる物質的および社会的な枠組みを検証するものである。コナーは、建築的要素や日常的な構造物を精密に実寸で複製し、それらをわずかに改変したり、展示空間の文脈の中で再配置したりする作品によって知られている。

ここ数年、彼女はコミュニティの掲示板に焦点を当てており、ポスターや告知、使用の痕跡が幾層にも重なった状態まで含め、細部に至るまで精密に再現し、それらを展示空間へと移し替えている。また「Continuous sidewalk 」作品では、ロサンゼルスの歩道の一部を鋳造あるいは再構築し、ひび割れ、染み、埋め込まれた模様などを含めた断片を屋内へと移設し、ときにそれらを印刷物へと展開する。

このようにして、身近でありながらしばしば見過ごされがちな都市環境の要素に向き合うことで、コナーは可視性、流通、利用のシステムについて考察し、日常空間の経験を静かに形づくっている社会基盤への感受性を喚起するのである。

フィオナ・コナーの作品を取り扱うギャラリー:Coastal Signs(オークランド)、Maureen Paley(ロンドン)、Chateau Shatto(ロサンゼルス)、Fine Arts, Sidney(シドニー)。