フランソワ・キュルレ

PiggyBan

Name: PiggyBan - フランソワ・キュルレ
Brand: Keijiban
Price: 180.000000 EUR
Availability: InStock

2023

下駄、アクリリックガッシュ、アルミ複合板に印刷

下駄： 23.5 x 8.5 x 5cm

写真：18.8 × 29.2 cm

限定15部、アーティストによるナンバリング及びサイン入り。アーティストプルーフ3部。

Price

￥24,000

税込・送料無料 (国内）

エディション

「PiggyBan」はフランソワ・キュルレの、独特な「転用」／détournementの実践と不条理に対する鋭い感覚を示す最新の作品である。これは、二本歯の下駄と、笑っている豚のイラストが描かれたショッピングバッグに片足を入れて立っている人の写真を組み合わせたものである。豚と、下駄という伝統的な履き物の類似性を、突き出た鼻先を思わせるピンクのドットで強調しつつ取り上げながら、「PiggyBan」はこれでもかと言う程、捉え所のなさをも見せつける。この作品は、私たちの理性が、響き合うフォルムを捉え、それを理解し始めたかに思えるや否や、茶目っ気たっぷりに、意味を求める道を断ち切り、私たちの想像力の限界を遥か遠くにさらに押し出すのである。

アーティスト

フランソワ・キュルレは1967年パリ生まれ、ブリュッセル（ベルギー）在住。

フランソワ・キュルレは自身の作品を「サインの加速化」、または「サインの固定化」と表現している。決められたメディアを超えて、サインこそが彼の作品そのものを形成している。特定の文化に深く根付く、またはこのグローバル社会において世界中で共有され、私たちが日常的に接している大量のサイン。ナイキがデザインしたかのような伝統的なジェラバ、抽象画に変換されたEbayのロゴ、失業したチャーリー・ブラウンのためのピーナッツ売りスタンド、カナダの木こりのための木製サーフボードなど、30年以上にわたって、アーティストは常にそれらを歪め、リミックスしてきた。ダダイズムやシチュエーショニズムの流れを汲むキュルレは、特定の物や素材と、それらの文化的参照や既成の意味との結びつきを破壊し、ユーモア、詩、自由連想の法則のみに支配されたルイス・キャロル風の世界を私たちに提供する。

フランソワ・キュルレは広くヨーロッパで展示を行っている（ポンピドゥセンター、パレ・ド・トウキョウ、MACs）。また、彼の作品は、テートモダン、ポンピドゥセンター、MACBA(バルセロナ)、オランダのヴァンアッべ市立美術館を含む数多くのパブリックコレクションに収蔵されている。

フランソワ・キュルレの作品を取り扱うギャラリー：Air de Paris（パリ）、Galerie Micheline Szwajcer（アントワープ）。

展覧会