「Le compas de la patronne」は、陶板と木に張ったジーンズで構成される。フランス語のタイトルは、「patronne」の二重の意味、つまり、「上司」であると同時に、「型紙、模型、衣服の裁断図面」でもある。Compas「コンパス」は、方位と重力の原理を探求するアーティストの大作シリーズを指している。「Le compas de la patronne」には、カティンカ・ボックの作品に特徴的ないくつかのテーマ、特に皮膚というモチーフ、身体と布との関係、私たちの生活の不安定な均衡に注意が凝縮されている。