クーンラード・ドゥドブレールは1975年ハル(ベルギー)生まれ、ブリュッセル在住。
ドゥドブレールは、ランプ、キーホルダー、ドアノブ、植木鉢などの日用品を、彼独特の冗談めかした、そして時にはバーレスク的手法で改変、結合、再文脈化する彫刻やインスタレーション作品で知られている。奇妙な(ランダムに選ばれた)タイトルのついた彼の作品は、言語と物質の楽しげな衝突にも見て取れる。しかし、このアプローチは単なる様式的なエンターテイメントであるだけではない。美術史への深い造詣や、尽きることのない技術面での資質に裏打ちされた彼の作品は、建築や工業デザイン、DIY文化、イメージ、ブックメイキングをも含む、より広い範疇の彫刻の伝統との絶え間ない対話とも読み取れるのである。このような彼の意欲的な試みは、客体性の探求、そして物体であることが何を意味しているかを探求するためのものなのであろう。
クーンラード・ドゥドブレールの作品は以下のような美術館などの芸術施設において広く展示されている:WIELS (ベルギー、ブリュッセル)、Kunstmuseum Winterthur (スイス、ヴィンタートゥール)、Kunstverein Hannover (ドイツ、ハノーヴァー);、MMOMA (ロシア、モスクワ)、Liverpool Biennial (英国、リバプール)、Extra City (ベルギー、アントワープ)、Credac (フランス、パリ)、De Vleeshal (オランダ、ミデルブルグ)、Bienal do Mercosul (ブラジル、ポルト・アレグレ)、Culturgest (ポルトガル、リスボン)、Museum Abteiberg (ドイツ、メンヒェングラートバッハ)。
クーンラード・ドゥドブレールの作品を取り扱っているギャラリー:C L E A R I N G (ブリュッセル、ロサンジェルス、ニューヨーク)、Mai 36 Galerie (チューリッヒ) 、Maniera Galerie (ブリュッセル)、ProjectsSD (バルセロナ)