ナタリー・ドゥ・パスキエ

ナタリー・ドゥ・パスキエは1957年、ボルドー(フランス)生まれ、ミラノ(イタリア)在住。

ナタリー・ドゥ・パスキエはイタリアのデザイン・建築グループ、メンフィスの創立メンバーの一人である。グループには1986年まで所属し、テキスタイル、カーペット、プラスティックラミネート、家具やオブジェなどの「表面装飾」を制作し活動を続けた。

1987年、パスキエは絵画に没頭し、長きに渡る、このメディアの境界線や可能性の探索を開始した。過去のジャンルや運動(クアトロチェント〔芸術史上の1400年代の時代概念〕、静物画、形而上絵画、幾何学的抽象など)との活発な交流を経て、ナタリー・ドゥ・パスキエは、フォルムが表象と非表象、二次元、三次元、四次元(時間)を行き来し、繰り返し現れるテーマやモチーフによって構成される独自の世界観を作り出した。彼女の絵画は、作品と展示の境目を曖昧にする、オブジェやインスタレーションの形を取ることも多い。

ナタリー・ドゥ・パスキエの作品を取り扱うギャラリー:Pace Gallery (ニューヨーク、ロンドン、ソウルなど)、 Galerie Greta Meert (ブリュッセル)、 Apalazzio Gallery (ブレシア)、Yvon Lambert (パリ)、Anton Kern Gallery (ニューヨーク)