The Silent Watcher (model)
プラチャヤ・ピントン
2026
専用箱入りの3Dプリントされた葉とオンライン映像
12.2 x 1.3 x 1.8 cm、7.1 x 1.3 x 1.7 cm
限定13部、アーティストによるサイン・ナンバリング入り作品証明書付き。アーティストプルーフ1部、パブリッシャーズプルーフ1部
Price
¥48,000
エディション
「公共の公園でのランニング中に偶然みつけた、かつて風に揺れながら回転していた二本の落ち枝。それらの物理的存在は3Dスキャンによってデータへと変換され、金沢の公共掲示板の空間に正確に収まるプリントオブジェクトとして再物質化された。オブジェクトとともに設置されたQRコードは、これらの枝がかつて存在していた時間の映像的痕跡へと鑑賞者を導く。匿名の身振り、逃げ去る瞬間が、デジタルの記憶の中に保存されているのである。
本作は、消失と再出現の循環を探る試みである。すなわち、有機的な物質からデジタル・アーカイブへ、偶然の出会いから公共空間での提示へと至る移行である。すでに生命を失った枝は「死んでればこそ生きて」という逆説を体現する。すなわち、死を通してこそ生命は可視化されるのである。共有の掲示板にこのオブジェクトを設置し、QRコードを通じてその過去へ接続することで、本作は、記憶・テクノロジー・公共空間が、すでに終わったものの生命をどのように延長しうるのかを問いかけている。」(P.P.)
プラチャヤ・ピントンによる「Keijiban」への介入は、ここでは持ち運び可能なエディションとして再構成されている。3Dプリントに内在する複製とスケール変換の能力を用いることで、サイトスペシフィックな身振りはモデルへと翻訳され、公共空間から家庭的領域へと文脈を移しながら流通していくのである。