YAMA MO SATO MOは、竹などの自然素材を使って作られる日本の伝統的なブラインドである「すだれ」の技法を使って作られた。すだれは光を遮るだけでなく、空間を仕切り、創造するためにも使われる。京都の職人とのコラボレーションによるこの作品は、非常に細い竹の棒を色糸で組み立て、桜を歌った有名な日本の唱歌のリフレインを連想させる構成になっている。竹の水平線を楽譜に見立て、スルギ・イは「YAMA MO SATO MO」を通じ、言語と「翻訳」、この場合は口語と音楽から視覚への「翻訳」に関する彼女の継続的な芸術的探求を深めている。