石川県金沢市高岡町18-13
2024
紙、木、アクリル絵の具、ビス
約 29 x 15 x 8 cm
限定9部(全てユニーク)、作家によるサイン・ナンバリング入り
このエディションは、木と塗装された段ボールで構成されている。木の模型のような小さなオブジェクトで、ラフな仕上げで壊れやすい外見をしている。千葉正也の世界に馴染みのある人なら、このオブジェクトが彼の絵画にしばしば登場する典型的なモチーフのひとつであることにすぐに気づくだろう。襖の作品に組み込まれた彼のYonkai展のいくつかの絵画にも再現されているこのオブジェクトは、スタジオを離れ、独自の命を得ている。彫刻と絵画、物自体と表象の対象、ユニークな構造とシリーズの一例として、このオブジェクトの状態は絶えず変化している。
千葉正也は1980年横浜生まれ、東京在住。
千葉正也の作品は、彫刻、インスタレーション、写真、ビデオなどの形態をとっているが、その中核をなすのは絵画である。彼は絵画を通じて、視覚的な操作や文化的な参照を駆使し、見るという行為に疑問を投げかけている。彼の典型的な方法のひとつは、ファウンドオブジェクトやスタジオで制作した物を使い、それらをキャンバスに精密に再現することである。この過程で、彼は騙し絵のように、視覚的な平面や表面効果、異質な要素を組み込む。彫刻と絵画、現実と表象の混同を利用し、肖像画、風景画、静物画といったジャンルを融合させながら、千葉は現代の状況のスナップショットのようなものを提供している。ある種の不条理感をもって、私たちの日常生活が織り成すイメージやメッセージ、記憶や媒介された知覚のネットワークと向き合うことをこのアーティストは私たちに迫るのである。
千葉正也の作品を取り扱うギャラリー:ShugoArts(東京)
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