ライアン・ガンダー

ライアン・ガンダーは1976年生まれ。現在、サフォーク州とロンドン(英国)在住。

ガンダーの表現方法や使用メディアは、写真やフィルム、パフォーマンスを用いたインスタレーションからグラフィックデザインに至るまで、多岐にわたっている。「象徴や記号」は彼の作品全体に通じる共通の軸であり、本質的な素材である。

特定のコンセプチュアルなアプローチに基づき、彼は、言語、概念及びアート作品制作の定義を取り扱う。ただし、それをガンダーは示唆的かつ遊戯的な手法で行い、禅の公案の簡潔さや効率、継続的な混乱を持つ作品を制作している。

彼の制作手法には、視覚的なパラドクス、不完全な意味、象徴や記号との関連、協働的アクションなどがあり、彼はこれを用い「当たり前」を掘り起こし、想像を刺激することで見る者が自身の物語で作品を補完するよう促すのである。

ガンダーの作品は世界各地で、パブリック、プライベートを問わずコレクションされ、以下のような主要なアートイベントや美術施設において展示されてきた。NYのグッゲンハイム美術館(2010年)、ベネチアビエンナーレ(2011年)、カッセルドクメンタ(2012年)、パリのパレドトウキョウ(2012年)、大阪の国立国際美術館(2017年)、シドニービエンナーレ(2018年)など。

最近の個展:Natural and Conventional signs、Solid House 、英国、サフォーク州 (2021年)、 These are the markers of our timeLisson Gallery、米国、ニューヨーク (2020年)、 The 500 Million Year Collaboration, Kunsthalle Bern, スイス、ベルン (2019年)、Moonlighting, TARO NASU Gallery、日本、東京 (2018年)、Old Languages in very Modern Styles, gb agency, フランス、パリ(2018年).

ライアン・ガンダーの作品を取り扱うギャラリー:TARO NASU Gallery (東京)、Lisson Gallery (ロンドン)、 Esther Schipper Gallery (ベルリン) 及び gb Agency (パリ).